気高く輝く一等星、河合郁人くんの旅立ちを見届けて

 

A.B.C-Z河合郁人の物語を見届けました。

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このブログを書いてから、あっという間の2週間だった。こんなに感情が揺れ動かされること今後あるのかなと思うくらい濃密な時間。
この思いも言葉として残したいと思いつつ、どういう視点で書こうか悩んだりもして。A.B.C-Zや郁人くんへのメッセージにするか、えび座のレポにするか。でも私の感情を素直に残しておくことが、今後の私が振り返った時に素敵な思い出として残せるかなと思ったので、つらつらと記します。

 

 

 

12/9 苦しさが募った初回のABC座

私の初日は9日。正直こんなに現場の日が来るのが嫌だと思ったことはない。A.B.C-Zを見たい気持ちもあるけど、それよりも「終わりの始まり」が現実になることが嫌過ぎた。(ちなみに、8日の夜に仕事で怒られ残業が発生して最悪の気分のダブルパンチでした。)
昼公演前に先に入っていた河合担と合流して、お昼ご飯を食べた。現場前だっていうのに全然テンション上がらなくて困った。なんとなくレポは見ていたので心の準備はしてきたけど、結局「なんで辞めるのかわからない」「辞めてほしくない」「もはや行きたくない」を繰り返していただけのように思う。こんなマイナスな気持ちで見にいくのは申し訳ないなあと思いつつ、正直な思いは覆せなかった。

私的初日、9日昼公演。一幕はわりと平常心で見られた。というか、A.B.C-Zがいつもの最高のパフォーマンスを見せてくれるので、脱退の現実味が湧かなかった。デビュー曲聴くのもあと数回かとか、5人で踊ってるところ見るの見られなくなるのか、と思ったりしたけど、受け入れられない気持ちほうが勝っていたように思う。ところどころ郁人くん最後のニュアンスを感じて心苦しくなったけど、まだ大丈夫だった。まだ。
ダメだったのはS.J.G.からかなあ。10周年コンサートでもグッときた曲ここでやるのか〜って思ったし、塚ちゃんが「お互い変わらずに」なんて郁人くんを指差して歌うものだから、否が応でも別れを意識してしまった。そして郁人くんのソロ曲、君の優しさVS僕の愛情。この曲、去年はファンへのプロポーズだと思って聞いていたのになあ。こんなにも意味が変わって聞こえるのかと驚いた。途中で「ありがとう」なんて言われるから、ああもう最後の挨拶じゃんと苦しくなった。そして最後小さいジュニアに向かって「これから素敵な思い出ができるよ」と頭を撫でた瞬間、涙が溢れた。郁人くんにとってステージに立って歌って踊る時間は完全に過去の思い出になってるんだなあ。私はまだ思い出にしてほしくないのに、完全に決別だと受け取ったように思う。その後の曲は涙であまり覚えていない。最後、「また出会える日まで」で、はっきりとさよならと歌われたのも辛かったし、スクリーンに「幸せでした」と記されて全てが過去になったような、郁人くんの気持ちが先に行ってしまった喪失感を味わった。
正直、初回は辛かった。思った以上に「河合郁人卒業コンサート」で気持ちがついていかなかった。これがさ、パフォーマンスとかセトリが最悪だったら、悪態ついて嫌いになって、それはそれで気持ちの整理がつけられたのかもしれないけど、A.B.C-Zっていつも最高で郁人くんもキラキラしてて全然嫌いになれなかった。なんなら好きが増して苦しかった。愛って大きな感情だから憎しみにも変わりやすいと思っていて、だからこそ自分の感情が憎しみに振れるのが怖かったんだけど、結局好きを実感させられて安心したような、だからこそ苦しみが増えたような気がした。

 

12/10 ちょっとずつ折り合いをつけられるようになった(かもしれない)

そんな苦しみとかモヤモヤした気持ちがありながらも、河合担とか友達に気持ちを吐露することで折り合いをつけられるようになった。泣いても笑っても終わりの時は来る。こんなに綺麗な花道を作ってもらえて、それを見届けられるのはありがたい。ファンが心のケジメをつけられて、メンバーが気持ちを話してくれる場所があることに感謝したい。そんなことを思えるようになった、少しずつだけどね。
そこからは少しずつパフォーマンスの良いところを見つけられるようになった。10日は塚ちゃん誕生日ということもあり、わちゃわちゃしたゆるいA.B.C-Zが見れて嬉しかった。なかなか最近5人揃ってなんでもない話をしているところが見られる機会が少なかったから、こういうA.B.C-Zに飢えてたな〜なんて。
あとメンバーの挨拶に今抱いている不安やモヤモヤを絆された。最後の挨拶、みんなのカラーが素直に出ていて好き。最初は「実感ない」とかが多かったけど、だんだん「寂しい」と正直な気持ちを言ってくれたりとか、不安に思っているのを感じ取って「新しい形も味わってみたら案外美味しいかもしれない」とか。今まで先に行ってしまっていると思っていたA.B.C-Zの気持ちが、ファンの気持ちと合ってきたというか、思いを分かち合えるようになってきたことで少しずつ穏やかな気持ちになれたように思う。(4人は正直な思いを話しているけど、郁人くんはいつもフラットな挨拶で、それはそれでらしくて好きでした。)


12/12 あっぱれ!A.B.C-Zの涙、そして22日からは新しい世界が始まる

予告からもうすでに泣きそうになっていたえびてん。えびちゃんずーが無い今、地方といえどこうして最後のセレモニーを行ってくれる番組があってTVerで見られることがすごくありがたい。
4人からの手紙、それぞれの良さがあってジーンと来た。塚ちゃんはいつでもファンに寄り添ってくれる。五関くんは五関くんのペースを崩さず、いつも通りでいてくれるのに安心する。橋本くんの「A.B.C-Zは末っ子が守る」に涙。どんどん頼もしくなる姿がかっこいい。そして戸塚くん。紛う方なく、戸塚くんが一番の河合担。戸塚くんならではの気持ちと、涙がこぼれないように上を向いて言葉を振り絞る姿に、リミッターが外れたように涙が溢れた。そりゃ、郁人くんも泣いてしまうよねえ。改めて温かいグループだなと思ったし、A.B.C-Zの無垢で心優しい部分に救われた。

夜は郁人くんインスタライブ。舞台→ラジオ→インスタライブなんてハードすぎるスケジュールをこなしてる郁人くん、本当に尊敬する。22日から個人YouTubeが始まることが発表される。21日で世界が終わると思っていたけど、22日からは新しい世界が待っていると知る。

12/16 ラストファンサにときめいて、五反田の飲み屋でバカみたいに泣いて

もらってしまいました、ファンサ… 

もらえなくてもいいけど、やっぱり最後だからもらいたいと思っていたファンサ。何回か観劇して、ハート作るのならやってくれるかも…?と思い客席降りのタイミングで狙ってたら、運良くいただきました。ファンサもらった瞬間って、ときめきが弾け飛ぶよね… 多分やってもらった瞬間嬉しくて記憶が飛んで変な反応してしまったと思うので、最後くらいは可愛く喜びたかったという反省。どちらにせよ、思い出をありがとうという気持ち。

夜公演後、えび座を見た友達から緊急招集がかかり居酒屋へ。いろいろ話すうちに、感情が昂って「やっぱり辞めてほしくないよ〜」って号泣。隣のソロで飲んでたおじさん、本当にごめんなさい。でも、「こんな綺麗な最後の舞台を用意してもらって、お別れの機会があってよかったね」って言ってもらえて、明日ラスト観劇への気持ちがちょっと整う。ほんと、情緒不安定な時に話を聞いてもらえる友達がいることがありがたいです。



12/17 幸せを胸に現場納め

A.B.C-Z河合郁人を見届ける最後の日。昼公演は泣かないって決めてたのに案の定泣きました、塚ちゃんの挨拶が優しくて。昼公演は大学の友達が一緒に行ってくれて、夜公演までの時間いろんな話を聞いてくれた。一人は他グループのファンだけど、えび座を褒めてくれて見てよかったと言ってくれて嬉しかった。

そして夜公演。私がアイドル河合郁人を見届ける最後の日。最後に通路横の席が来て、幸せを噛み締める。ありがたいことに郁人くんとハイタッチができました。触れた瞬間、ありがとうの気持ちを込めたのが伝わっているといいなあ。
最後の日、正直泣き過ぎてちゃんと見られないような気がしていたのだけど、終始笑顔で見られた。贔屓目なしに、この日見た郁人くんのパフォーマンスがこれまでで一番だった。もちろん寂しさはあるけれど、歌って踊ることが楽しいって気持ちが溢れる、大好きな郁人くんの姿を目に焼き付けた。自分が信じて応援してきた姿のまま、お別れを告げられることって幸せなのかもしれない。燃え尽きたというか、エネルギーを出し切ったというか、5人のA.B.C-Zの現場納めとしては納得できるものだった。(結局最後にファンサと通路横で入れたから綺麗な思い出になってるのか?という気持ちもあるけれど、私の中で折り合いがつけられているからそれはそれで良しとしたい。)

そしてニューヨークのラジオを聴きながら帰宅。

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ほんとに忙しい人だ郁人くん… 努力家なことは知っていたけど、改めてこれまでの努力、考え、そして今後やりたいことが聞けてよかった。思い返せば、最近誕生日の抱負、MCとか冠番組を持つって言い続けてたなあ。急に方向転換したような気がしていたけど、郁人くんのやりたいことはここ数年変わってないし、目指すべき場所が明確だった。

 

12/21 A.B.C-Zの形が変わる日

ほんとに12/21って来るんだなって思いながら出勤&残業。世の中のA.B.C-Zのファン、こんな日も社会を回していて偉い。夜公演のレポを見届けて静かに帝劇に想いを馳せた。
どんな最後になるかと思ってたけど、「行ってきます」「行ってらっしゃい」で温かい気持ちで送り出せたと聞いて嬉しかった。

温かいグループだ、本当に。ワイドショーも来てニュースにしてくれて、その様子がうかがい知れてありがたい。そしてすぐに円盤化の発表。最後の花道がとても手厚くて感謝。

24時を回った時、Xやファンクラブサイトの表記が変わった。それがああ現実なんだとしんみりしていたら、Xのアイコンが意味わからない落書きのようなものに変わった。「ボタンか……?」と気づいた瞬間に、この人たちの考えはいつも斜め上だなと思ったし、「ぼたんってワード結構気に入ってるんだな」と知って思わず笑った。シュンとした気持ちが一転、やっぱりA.B.C-Zって最高って気持ちになる。これまで予想だにしない面白いことばかりやってきた人たちの再スタート、これは楽しくなりそうだと希望が持てた。

 

 

A.B.C-Zそして5人への想い

A.B.C-Z

ずっと5人でいてほしかった。という思いは申し訳ないけれど、いつまでも消えないと思う。それくらいA.B.C-Zは5人でいることがベストだと思っていたし、5人だからこその幸せをたくさんもらった。一方で、5人の形が崩れる時にこんなに温かな終わりを演出できる考え方の方向性が好きで、私の信じたA.B.C-Zは芯がブレることはないんだと実感できたのも嬉しかった。

正直4人になったA.B.C-Zをどんな気持ちで見たらいいのかわからない。5人のA.B.C-Zがきっかけで仲良くなった友達や繋がった縁が無くなってしまうかもという寂しさもある。でも塚ちゃんが「気持ちの整理がついたらまた会いに来て」と言っていたので、とりあえずは自分の心に正直に応援していきたい。応援したい気持ちは変わらないので。

 

橋本くん

脱退発表されてから、一番心の支えになっていたのは橋本くんの覚悟でした。今回のえび座素晴らしかった。特にソロ曲、魂が込められていて全力で胸を打たれた。橋本くんがこんなに責任と自覚を持ってA.B.C-Zにいてくれるのなら大丈夫だと思えた。4人のコンサート誰のペンライトを灯そうか悩んでいるのだけど、赤にしてしまいそうなほどグッと来た。

 

塚田くん

ずっとファンのことを考えた言葉をかけてくれてありがとう。塚ちゃんの言葉に何度も救われた。自分だってお休みの期間があったりして苦しさもあっただろうに、それでも前を向いて優しさをくれて、本当に感謝してます。A.B.C-Z知名度を上げるために奮闘したふみつかの共闘、忘れない。いつかバラエティで共演してるところを見たい。

 

五関くん

最後の挨拶漫談好きでした。五関くんが笑いを入れてくれるから心が保たれた。えび座中、コンサートみたいに河五でふざけてる姿が嬉しくもあり寂しくもあり。fragranceで郁人くんをセンターにしてくれて最高の振りをつけてくれて、ファンがみたい郁人くんを一番分かってるのは五関くんなんだなあと思いながら最高のパフォーマンスを堪能しました。五関くんがなめこのペペロンチーノ作って感じた「形が変わっても食べてみたら案外おいしいかもしれない」気持ちを胸に、4人のA.B.C-Zを楽しみたい。

 

戸塚くん

もうさ~、あなたが一番の河合担です。戸塚くんがどんなファンよりも卒業を悲しんでもがいているから、こちらとしては救われる。A.B.C-Zにとって、ふみとつって絶対的で特別で。でもなかなか形に出さないところがふみとつの美学だと思っていたのだけど、今回のえび座は形として思いを届けようとする姿勢が伝わって泣きました。欲望のレインで向かい合うところ、オリジナルストーリーで背中合わせになるところ、頑張れ、友よで共に未来を指さすところ。全部が熱くて儚い大切な思い出。そして脱進という素敵な言葉もありがとう。だれよりも郁人くんの活躍と明るい未来を信じてくれている戸塚くんがいることが、本当に嬉しく誇りです。

 

河合くん

卒業まで駆け抜けた日々、お疲れ様でした。決断したこともそうだし、周りの環境の変化や、ファンの綺麗事だけじゃないいろんな思いをぶつけられた毎日は精神的にも大変だったんじゃないかと思います。正直私も強い言葉やネガティブな言葉を使ってしまったこともあるし、全然楽しんでない顔を見せてしまっていたと思う。それでもえび座に立った郁人くんは凛としていて、いつも通り、いやいつも以上の最高のパフォーマンスを見せてくれた。それがとても嬉しかった。アイドル河合郁人は、どんな事があってもステージで100点満点の姿を見せてくれる。応援を始めてから、郁人くんのパフォーマンスを見てガッカリしたことがない。舞台の演出が合わないとか、売上がついてこないとか、郁人くんに付随することにガッカリしたことはあるけど、郁人くん自身はいつも全力で、そのプロ意識が大好きで信頼しているから長く応援できていた。グループ卒業という大きな出来事があっても最後までその姿を崩さず、ステージに立ち続けてくれてありがとう。ステージ上の郁人くんは私にとって気高く輝く一等星でした。

千秋楽の挨拶で「いろんな約束をしたけど、叶えられなくてごめん」って言ってたのが印象的で。郁人くんは節目でいろんな言葉をくれる。それこそ去年のコンサートで15周年を迎えたい、東京ドームに立ちたいと言ってたこと、他にも叶えたいこといろいろ口に出してくれたことを覚えている。正直卒業発表されたとき、その約束は何だったの?って思った気持ちもある。でもきっと、その言葉を口にした時は本気でそう思っていて、でも時間や環境が変わったことで郁人くん自身が変わって。結果的に約束は果たされない形になってしまったかもしれないけど、私はそれを申し訳ないと思ってほしくない。寂しい気持ちはあるけど、決断したことを後悔して欲しくないし謝って欲しくない。郁人くんに幸せをたくさんもらったからこそ、今度は自分の幸せを追求してほしい。郁人くんの人生だから。

そして絶対に目標を叶えてほしい。こんな温かなエールを背負って巣立つんだから絶対大丈夫。それにこんなにファンを泣かせたんだから、その責任取ってくれないと困るよ!笑 少しわがままを言うなら、爆速で目標叶えてグループに戻ってきてもいいんだよ。(そんな気はサラサラ無いのかもしれないけど)歌って踊る姿も大好きだから、たまにはどこかで見せてね。

当分応援の仕方は模索すると思うけど、好きな気持ちは変わらないので、引き続きよろしくお願いします。

 

5人のA.B.C-Zを応援できて幸せでした。たとえ遠く離れても、夢集めてそれぞれのステージで輝いて。それがこれからの願いです。