脱退発表から今思っていること

河合郁人くんがA.B.C-Zを抜けるまであと3週間ほど。ABC座の開幕も目前となった。始まってしまったらあっという間に終わりが来てしまうと思うので、今の気持ちを残しておこうと思います。

 

脱退発表があってから、その時々の気持ちを残しておこう、こういう時にブログ書かなくていつ書くの!という気持ちはずーっとあった。でも日に日に考えも変わるし、まとめられる気もしないし、気持ちここにあらずな感じでうまくまとめられず…

発表された時、一番に思ったのは「なんで?」だった。その次に来たのが怒り。寂しい、悲しいというよりは受け入れられないし、意味がわからない気持ちが強かった。発表を見て心配してくれた友達とその日の夜に電話したときも、ずっと「わからない」と言っていたように思う。
そして(恥ずかしながら)同時に裏切られたような気持ちになった。私は、河合郁人という人間は歌って踊るアイドルが一番のアイデンティティーだと勝手に思い込んでいた。もしA.B.C-Zに何かあったとしても、最後まで残るのが彼だと思っていたし、アイドルを自らやめることがないだろうという安心感から応援していたところもある。そうじゃなかったんだということが、かなりショックだった。こんなことを思うのはあまりにもファンのエゴすぎて、厄介だなとは自覚している。本来の彼の考えなんてこれっぽちも知らないのに、10年以上応援してきたという大きすぎるエゴが勝手に期待して、勝手に裏切られたような気持ちになっているだけ。(でも、そういう人多いんじゃないかなあと思う。アイドル河合郁人のファンは。)

 

ざわざわした気持ちのまま見に行ったStarLight Tokyo2023。軽い気持ちで取ったフェスのチケットがこんな重いものになるなんて思ってなかった。見にいく前は自分がどういう気持ちになるのか分からず不安だった。 開演前にフォロワーさんとざわざわした気持ちを分かち合えて少し落ち着いたことを覚えてる。周りの席は8割がA.B.C-Zのファン。みんな何考えてるのかな〜って、勝手に泣きそうだった。
Za ABCのイントロがかかり、A.B.C-Z5人が現れた瞬間感極まって声が出なかった。(3年ぶりの声出し現場だっていうのに。)
SLTのA.B.C-Zはあまりにも最高だった。他のグループのファンも巻き込んで会場を一体に包むパフォーマンス。誇らしかった。郁人くんはいつものように全力で楽しい!が溢れているパフォーマンスで、それが嬉しくて辛かった。こんなにキラキラしてるのにステージを降りてしまうのか。コンサート形式での姿を見るのは最後になるのかな。いろんなことを考えながら夢中でペンライトを振っていたら、A.B.C-Zは風のように去っていった。ラストの曲FORTUNEで未練なさげに消えた郁人くん。どんなコンサートでもサクッと郁人くんはハケていくけど、ああ今日もそうなんだ、いつもどうりだななんて、知ってる郁人くんの姿に少しだけ安心した。(FORTUNE、あんなにテンション上がる曲なのに、GWZのコンサートの最後の曲のイメージもあって終わりの印象が強すぎる。)歌って踊るA.B.C-Zが好き、河合郁人が好きなことをこれでもかと実感して、現実を受け入れられない気持ちでふわふわしていたら、たまたま別のグループの友達が会場にいて、帰り道思いの丈をぶちまけながら歩いた。一人だったら多分泣いていた。

 

ちょっと落ち着くと、ぼんやり郁人くんに思いを巡らせられるようになった。今回の選択、少しわかるかもと。芸能人の選択の規模とは訳が違うのは承知の上だけど、私が転職した気持ちと似てるのかもしれない。私は今年転職した。いろいろ理由はあったけど、一番大きな理由は自分で決めた道を歩きたかったからだ。転職に際していろんな人からいろんな言葉をもらったけど、結局決めるのは自分だし、責任を取るもの自分。進む道が正解かわからないけど、気持ちが赴く方に進んでみようと決断したことを思い出し、郁人くんの気持ちに寄り添えるようになった。もちろん寂しいし、なんで、もったいないって思うけど、それは他人の勝手な思いに過ぎない。芸能人であるが故にいろんな人の思いを背負ってしまっているけど、郁人くんはまず一人の人間であって、その人が行きたい道にあれこれ文句を言ってはいけないな、とも思う。
なんて綺麗事を言っても内心とっても悲しいのだけれど…

 

そして時が経つとA.B.C-Z5人の思いを聞く機会が増えた。年末から話し合っていたことはさすがに予想外すぎて驚いた。戸塚くんが初めに応援すると言ったのはなるほどな、と思ったし、塚ちゃんが反対してくれて良かったとも思った。A.B.C-Zの中では整理がついているからか、あまりにも未練もなくあっけらかんと話すものだから、ファンとの温度差に困惑してしまう。けどこの湿っぽくない温かさのあるA.B.C-Zが大好きで、だからこそこんなにも応援できてるのかもしれない。正直郁人くんが抜けた4人のA.B.C-Zをどこまで熱量を持って応援できるか、今はまだわからない。でも解散ではなく4人で続けることを選択した彼らをずっとサポートしていきたい。そしてここにきて橋本くんがとても頼もしくアイドルをしていて。A.B.C-Zを守るんだという姿に救われている。

A.B.C-Zでアイドルをしている河合郁人が好き。それが一番だけど、かと言ってその看板を下ろした河合郁人を嫌いになるかと言われると、結局好きなんだと思う。絶対に嫌いにはなれない。どういう気持ちで応援するかはまだわからないけど、ずっと見続けていきたい。正直今は事務所をめぐる環境が悪すぎるし、先輩後輩の話を武器にバラエティで戦ってきたからこれから目指す道のりは険しいと思う。けど、それでもなんだかんだ言って踏ん張って糧にできるのが郁人くんだと信じている。から、とりあえず河合担は継続します。

 

最後のEP、5 STARS。A.B.C-Zという小説があるのなら、ここが第一章の終わり。あまりにも集大成を感じてしまい燃え尽きそう。同時にA.B.C-Zもファンも悔いなく終われるように素敵な花道となる作品を残してくれたことがありがたい。
JODEKI!のMVが解禁された時、ラスサビが郁人くんセンターなことに終わりを感じて、急にやめるんだなという実感が沸いた。そしてグッときたのはオリジナルストーリー。「不器用な鮮やかなオリジナルストーリー」なんてまんまA.B.C-Zじゃん、って涙腺ゆるゆるになる。不器用ながらも道なき道を開拓して知らない景色を見せてくれるA.B.C-Zが好きだ。

f:id:lly_wht:20231203222113j:image

 

 

ABC座行きます。私的ラストは17日の夜。転職した関係で平日は間に合わず…最後見届けたい気持ちはあるけど、泣き言いってもしょうがないので行ける分を目に焼き付ける。とにかく後悔しないように、残された期間5人のA.B.C-Zのサポーターズとして応援に徹します。