今週のあれこれ(4/15〜4/21)

 

■4/17(水)

あるクライアントワークが終わった後に、上司に褒められる。自分では何か特別なことをやったつもりはなかったのだけど、成長したと言ってもらえたのでありがたく受け取っておく。正直今の会社はできることよりもできないことのほうが多くて、モチベーションを保つのに苦労することが多い。自分で自分の機嫌を取りながらなんとかやっている。この上司には思うところが多々あるので手放しに喜ぶつもりもないのだけど、まあ良い流れが来てるのかなと自分を認めてあげることにする。

 

■4/18(木)

家の近くにダイドードリンコ自動販売機がある。ふとラインナップを見てみたら、ブドウのゼリー炭酸飲料があって仕事終わりに思わず買ってしまった。ぷるっシュ‼︎ゼリーかけるスパークリング 味わいグレープというらしい。

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実はこれ、高校生のころの思い出の飲み物。テニス部だった私は、よく屋内のテニスコート施設で練習をしていた。その練習施設の自動販売機にあったのがこれ。キツい練習が終わったあとはシュワっとした炭酸が飲みたかったのと、ゼリーでお腹も満たされるので毎回のように買っていた。10年近く前のことだけど、こういう何気ない記憶って意外と鮮明に覚えてたりする。

久しぶりに買った味はあの頃と変わってなくて安心したし、仕事終わりのビールじゃないけど、そんな開放感があった。これから気温が上がったらもっと買っちゃいそう。

 

■4/19(金)

無事1週間終了!定時で上がって、晩酌のつまみ探しで駅ビルをブラブラしながら帰る。なんだかちょっと贅沢したくて成城石井で魚介のマリネとお酒を調達。(マリネは5%オフ)成城石井のいちじくサワー、なかなか他の店では見ない珍しい味でおいしいのでよく買います。

そして楽しみにしていた金曜ロードショー、黒鉄の魚影を見る。いやあ、やっぱり傑作。コナン映画の中で一番好き。

好きなつまみとお酒と良い映画って、華金としては最高の過ごし方なんじゃないかなと思う。

 

■4/20(土)

何も予定のない土曜日。ゆっくり起きて家の中を整える日。

だいぶ暖かくなったので、もう冬物はいらないかなとクローゼットの衣替えをする。このタイミングでここ1年で着ていなかった服を処分。そして冬用の毛布と敷布団を洗濯して、夏用にチェンジ。着実に季節が進んでるなあ。

夕方はスーパーに行く。手羽元が安かったのでまとめ買い。お酢でさっぱり煮るのもいいし、照り焼きもいいなー。料理が苦にならないタイプなので、何作ろうかなと考えていることが意外とストレス発散になっている気もする。

 

■4/21(日)

来週末に友達の結婚式があるので、ドレスをレンタルしに行く。何着か試着して、春らしいくすみパープルみたいな色が気に入ったドレスに決める。その勢いのままご祝儀袋も購入して、ヘアセットのための美容院の予約も完了。あとは新札用意するだけ。忘れないで、私。

着回しできるデニムがほしいなと常々思っていたのでGUに行く。骨格ストレート大優勝と噂のストレートパンツ試着したらほんとに優勝してたので無事にお迎え。ドレス選びといい、デニム選びといい、体型と向き合う日だったな。あと確実に太ったので痩せようと思いました…

 

夕方に帰って来てそのままお風呂に入る。平日は湯船に入らないのだけど、休日は時間をとってゆっくり浸かることが多い。今日も入浴剤を入れて1時間くらいのんびりする。お供はkindleダ・ヴィンチのコナン特集読み応えあって夢中で読んだ。

ddnavi.com

 

最近お気に入りの入浴剤。くどくないお花の香りが好きで、かつそんなに高くないのが嬉しい。

 

来週頑張ればゴールデンウィーク!またのんびりほどほどに頑張ろう〜〜

 

今週のあれこれ(4/8〜4/14)

 

■4/8(月)
これ、うまく行きそうだなと思った仕事が、思っていたとおりにうまく進みそうで安心する。幸先の良い週のスタートが切れて嬉しい。

■4/9(火)
大学時代の友達と夜ごはん。学部が一緒だったけれど、そこまで仲が良かったわけではない微妙な距離の子だったのだけど、ひょんなことで連絡を取り合うことになり、2回目のごはん。前回会った時にこの子が占いができるということを知り、私も結構占いが好きなのでみてもらった形。天中殺がやっと抜けたから、これから運気は上がっていくけど、今年大きな行動を起こすのは控えたほうがいいというアドバイスをもらう。いろいろな占いを参考にしているけど、やっぱり今年はそういう時期なんだなと改めて腑に落ちたことが多い。モヤモヤすることもたくさんあるけど、今年は健やかに生き延びようと決意した。
この子はいつも会ってる友達とは全く違う価値観を持った子なので、新鮮な考えや価値観を知ることができてとても楽しい。なんだかんだで来月も会う予定を立てた。縁がつながるなあ、大切にしたいなあと思う。

 

■4/10(水)
早めに退勤できたので、夜ごはんに豆腐ハンバーグを作ろうと思い立つ。が、意気込んでフードプロセッサーで鶏肉や玉ねぎをミンチにしたり準備はしたはいいものの、豆腐の水切りが十分ではなく、火を入れても全くまとまらない仕上がりに。途中で諦めてそぼろに方向転換したけど、なんかこれじゃない味になってテンションと自己肯定感が下がる。ほぼほぼ初めて作る料理だったのに、目分量でやってしまったのが敗因。1日の最後に自分で自己肯定感を下げるのよくない。自分のスキルを過信せず、レシピに頼って次はリベンジしたい。

 

■4/11(木)
なーんか調子でなくてとりあえず生き延びた。それでOKな日。

A.B.C-ZYouTubeチャンネルが正式開設。ついに4人の時間も始まるんだなと感慨深い。と思っていたらなかなかミスが多いてんやわんや配信でなんかモヤっとする。せっかくの門出なんだからさ、頼むよ。新曲はVanilla越えらしい。そういう路線もっとやってほしいと思ってたから楽しみ。

 

4/12(金)
なーんか調子でないのを引きずったまま、でも気合いで仕事終わらせて週末ログイン。

 

■4/13(土)
友達とコナンの映画を見に行く。

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から紅の恋歌が好きなので、平次と和葉のどたばたラブコメがふんだんに詰め込まれててキュンとする。告白のシーン、結末はどうであれうるっときた。aikoは全ての恋を応援してくれる。そして恋路を応援してくれる蘭ちゃんグッジョブ。あなたが今回のMVP。
今回は刀がテーマなので、刀剣乱舞好きとしても嬉しいポイントが多い。土方さんが使ってるるのは和泉守兼定だ〜とワクワク。
そして最後の重大発表にびっくり。そんな設定ありなの!?コナンこれから5年は終われないなの気持ちと楽しみな気持ち。今回キッドのことをあまり予習せずに見てしまったので、SNS有識者が教えてくれるアニメを見ようかなと思ってます。

からのお気に入りのもつ焼き屋さんで昼飲み。からの2軒目はジョナサン飲み。いつもはしご酒を共にしている愛すべき酒徒で、酒の好みが合うところが本当にありがたい。ジョナサン初めて入ったけど、お酒の種類が豊富だし、おつまみもミニサイズが多くてつまみやすいし、すごく好きでした。ドリンクバーであったかい紅茶飲むと酔いがいい感じに落ち着くので、2、3軒目にはファミレス行きたい派。

 

そしてそのまま私の家にお泊まり。コナン映画の余韻で警察学校編を一気見。警察学校組ってほんと沼の危険を感じて危ない。こんな関係性好きになってしまうだろ、オタクは。ちなみに推しはヒロです。(来年の映画、絡んでくるかな)

 

酒徒から宿泊代金としてアトリエうかいのクッキー缶をいただく。こういう気遣いができる人って信頼できるなあ、好きだなと思う。クッキー缶ってみんなでつまめるし、一人でも長く楽しめるし、コスパ良くて心満たされる素敵な贈り物だよね。

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■4/14(日)

推しに会いに行った酒徒を見送って、生活を整える日。晴れてて気持ちが良くて、あれこれ洗濯する。そろそろクローゼットの衣替えしてもいいかな。冬コートもクリーニングに出したいなって春を感じる。

午後は最近ライティング講座を受けているので、その課題に取り組む。SEOライティングの課題なのだけど、キーワードを自然に記事に入れ込むのに苦戦。なんとか仕上げて提出できた。自分、偉い。一歩一歩できること増やして、自己肯定感高めていくぞー!

 

来週の目標は平日夜ダラダラしがちなところを、少しでも勉強に使うことです。とはいえほどほどにゆるっと行こ〜

 

 

 

 

 

今週のあれこれ(4/1〜4/7)

 

 

■4/1(月)
新年度スタート。通勤電車がリクルートスーツに身を包み、緊張した面持ちの若者が多くて春を感じる。ついこの間社会人になった気がするのに、気づけば年下の社会人が増えていて驚く。時の流れは早い。
弊社の新入社員と朝のエレベーターで一緒になった。飾らず真面目な印象。社会っていろいろあるけど、この子が前向きに毎日を送れるように少しでもサポートできたらな、という気持ちが芽生える。さっきまで新入社員の気持ちでいたのに、ああこういうところは先輩になったんだなと少しだけ成長したなと感じる。

 

夜はtimeleszの発表を見届ける。エイプリルフールかと思うくらいに予想外の発表が多くて心がざわざわ。旧事務所の概念が次々と変わっていって、ちょっと置いていかれる感がある。とにかく見守りたい。

 

■4/2(火)

最近夜スープを作ることにハマっている。だいたい2食分作って、それを温めて夜ご飯として食べている。今回は春キャベツと豆とウインナーのコンソメスープ。春キャベツが甘くてほんわかした幸せを感じる。

 

■4/3(水)

新入社員が営業に同行。初めて挨拶する取引先で少し緊張していたけど、相手が良い方で話が弾んで安心。塩対応の人の営業をいきなりみせてしまったら、新入社員のやる気削がれないかなと思っていたからほっとした。
営業後いろいろ新入社員と喋っていたら、上の人から「風が吹いてるね〜 先輩風だ〜」と言われてテンションが下がる。先輩ズラしていたつもりはないのですが… 別に行った本人は深い意味で言ってないし気にしなくていいとは思うんだけど。言葉選びと態度を反面教師にしようと誓う。こういうのは寝て忘れましょう。

 

■4/4(木)

突如Xに塚リカが爆誕。あまりの驚きに偽アカウントじゃないかと三度確認してようやく信じられる。塚リカの新規絵があまりに尊い。最近、気持ちがバラバラだったA.B.C-Zのファンがリカの登場で抜群の一体感を発揮し始めて楽しい。これだからA.B.C-Zのファンはやめられない。

 

 

■4/5(金)

塚リカソロコン決定。会社で知って嬉しすぎてにやけがおさまらなかった。新時代を切り開く塚田さん、ほんとかっこいい。友達に報告したら「はやくいこう!?」ってはやる気持ちが抑えられずに感情がジェットコースター。塚リカのために有給取るので絶対に当てたい。楽しいだろうな〜、早くひまわりのペンライトを持って狂いたい。

友達に勧められて突如zidolの曲を聞く。「A.B.C-Zの曲にありそう」と言われ聞いたらまさにその通りではまってしまう。こういうくせになる歌謡曲ってずるい。

youtu.be

 

■4/6(土)

まつげパーマと美容院に行く。美容の日を1日にまとめると楽だということに気づいて最近はサロンをはしご。
まつげパーマの担当さんは3回目。回を重ねるごとに意思疎通が取れてきて、今回も理想のまつげに仕上げてくれてハッピー。まつげパーマ高いなあって思う時もあるけど、やってるとやってないとじゃ全然顔の印象が違うのでやめられない。毎日せっせとまつげ美容液を塗っていたら「まつげが濃くなりましたね」と褒められて嬉しい。
美容院はいつも同じところだけど担当は決まっていない。正直オーダーがいつも一緒で、どなたに担当してもらっても同じかなという気持ちもあり、今回も初めましての人。昔は美容院で気を使って喋っていたけど、最近は面倒臭いのでひたすらKindle読む時間に当てる。

夏生さえりさんのエッセイ、こわばった心がじんわり溶けていくような優しさに溢れていてグッときた。

amzn.asia

 

いつも読んでるダ・ヴィンチ。今回の日本酒のテーマがとても面白かった。日本酒ならではの距離感がストーリーに現れることあるよねえ。最近日本酒を飲む機会も増えてきて、違いがわかるようになりたいと思っている。カップ酒だったら手軽に楽しめるんだという知見もえられて今後の食の楽しみが広がりそう。
そして大好きな綿矢りささんのインタビューもあり大満足。新作読もう。

amzn.asia

 

そのあとは移動して友達の飲み。大衆居酒屋2件とビストロを梯子。
居酒屋の新ごぼうの天ぷらがおいしくて気づいたら完食。こういう旬でシンプルな居酒屋めしが好き。

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3件目に行ったビストロが当たり。ムール貝の白ワイン煮をリゾットにしてくれる。これが〆として最高すぎた。ワインがぐいぐい進んじゃう。店員さんの接客も程よくて楽しい時間。

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■4/7(日)

仲良くしてくれる親戚とランチ。創作ベトナムのお店。旬の食材を使った生春巻きがおいしいと聞いて予約。今回はあなご、そら豆、たけのこ、いちごが入った生春巻き。たけのこのシャキシャキ感と、ふっくらしたアナゴがおいしくて感動。

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パクチーがそんなに得意じゃないけど、それでもおいしいと思える料理ばかりで大満足。見た目も華やかで、接客も卒がなくて満たされる。

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昨日の夜も飲んだっていうのにワインが進む。本来は日本酒とのペアリングがおすすめだそう。今回はワインメインにしちゃったけど、次は日本酒も楽しみたい。つくつぐお酒がおいしいと感じられる体質でよかったと思う。

 

帰りにたまたま通った道が満開の桜並木で思わず心が躍る。やっと春を感じられた。気温も上がってきて気持ちもなんとなく前向きになってくる。

 

 

最近全然文章を書けていなかったのでリハビリも兼ねて週のまとめをしてみようかなと思案中。どこまで続くかわからないけどお付き合いください。
来週は雨スタートだけどぼちぼち頑張っていこ〜

 

 

気高く輝く一等星、河合郁人くんの旅立ちを見届けて

 

A.B.C-Z河合郁人の物語を見届けました。

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lly-wht.hatenablog.com

このブログを書いてから、あっという間の2週間だった。こんなに感情が揺れ動かされること今後あるのかなと思うくらい濃密な時間。
この思いも言葉として残したいと思いつつ、どういう視点で書こうか悩んだりもして。A.B.C-Zや郁人くんへのメッセージにするか、えび座のレポにするか。でも私の感情を素直に残しておくことが、今後の私が振り返った時に素敵な思い出として残せるかなと思ったので、つらつらと記します。

 

 

 

12/9 苦しさが募った初回のABC座

私の初日は9日。正直こんなに現場の日が来るのが嫌だと思ったことはない。A.B.C-Zを見たい気持ちもあるけど、それよりも「終わりの始まり」が現実になることが嫌過ぎた。(ちなみに、8日の夜に仕事で怒られ残業が発生して最悪の気分のダブルパンチでした。)
昼公演前に先に入っていた河合担と合流して、お昼ご飯を食べた。現場前だっていうのに全然テンション上がらなくて困った。なんとなくレポは見ていたので心の準備はしてきたけど、結局「なんで辞めるのかわからない」「辞めてほしくない」「もはや行きたくない」を繰り返していただけのように思う。こんなマイナスな気持ちで見にいくのは申し訳ないなあと思いつつ、正直な思いは覆せなかった。

私的初日、9日昼公演。一幕はわりと平常心で見られた。というか、A.B.C-Zがいつもの最高のパフォーマンスを見せてくれるので、脱退の現実味が湧かなかった。デビュー曲聴くのもあと数回かとか、5人で踊ってるところ見るの見られなくなるのか、と思ったりしたけど、受け入れられない気持ちほうが勝っていたように思う。ところどころ郁人くん最後のニュアンスを感じて心苦しくなったけど、まだ大丈夫だった。まだ。
ダメだったのはS.J.G.からかなあ。10周年コンサートでもグッときた曲ここでやるのか〜って思ったし、塚ちゃんが「お互い変わらずに」なんて郁人くんを指差して歌うものだから、否が応でも別れを意識してしまった。そして郁人くんのソロ曲、君の優しさVS僕の愛情。この曲、去年はファンへのプロポーズだと思って聞いていたのになあ。こんなにも意味が変わって聞こえるのかと驚いた。途中で「ありがとう」なんて言われるから、ああもう最後の挨拶じゃんと苦しくなった。そして最後小さいジュニアに向かって「これから素敵な思い出ができるよ」と頭を撫でた瞬間、涙が溢れた。郁人くんにとってステージに立って歌って踊る時間は完全に過去の思い出になってるんだなあ。私はまだ思い出にしてほしくないのに、完全に決別だと受け取ったように思う。その後の曲は涙であまり覚えていない。最後、「また出会える日まで」で、はっきりとさよならと歌われたのも辛かったし、スクリーンに「幸せでした」と記されて全てが過去になったような、郁人くんの気持ちが先に行ってしまった喪失感を味わった。
正直、初回は辛かった。思った以上に「河合郁人卒業コンサート」で気持ちがついていかなかった。これがさ、パフォーマンスとかセトリが最悪だったら、悪態ついて嫌いになって、それはそれで気持ちの整理がつけられたのかもしれないけど、A.B.C-Zっていつも最高で郁人くんもキラキラしてて全然嫌いになれなかった。なんなら好きが増して苦しかった。愛って大きな感情だから憎しみにも変わりやすいと思っていて、だからこそ自分の感情が憎しみに振れるのが怖かったんだけど、結局好きを実感させられて安心したような、だからこそ苦しみが増えたような気がした。

 

12/10 ちょっとずつ折り合いをつけられるようになった(かもしれない)

そんな苦しみとかモヤモヤした気持ちがありながらも、河合担とか友達に気持ちを吐露することで折り合いをつけられるようになった。泣いても笑っても終わりの時は来る。こんなに綺麗な花道を作ってもらえて、それを見届けられるのはありがたい。ファンが心のケジメをつけられて、メンバーが気持ちを話してくれる場所があることに感謝したい。そんなことを思えるようになった、少しずつだけどね。
そこからは少しずつパフォーマンスの良いところを見つけられるようになった。10日は塚ちゃん誕生日ということもあり、わちゃわちゃしたゆるいA.B.C-Zが見れて嬉しかった。なかなか最近5人揃ってなんでもない話をしているところが見られる機会が少なかったから、こういうA.B.C-Zに飢えてたな〜なんて。
あとメンバーの挨拶に今抱いている不安やモヤモヤを絆された。最後の挨拶、みんなのカラーが素直に出ていて好き。最初は「実感ない」とかが多かったけど、だんだん「寂しい」と正直な気持ちを言ってくれたりとか、不安に思っているのを感じ取って「新しい形も味わってみたら案外美味しいかもしれない」とか。今まで先に行ってしまっていると思っていたA.B.C-Zの気持ちが、ファンの気持ちと合ってきたというか、思いを分かち合えるようになってきたことで少しずつ穏やかな気持ちになれたように思う。(4人は正直な思いを話しているけど、郁人くんはいつもフラットな挨拶で、それはそれでらしくて好きでした。)


12/12 あっぱれ!A.B.C-Zの涙、そして22日からは新しい世界が始まる

予告からもうすでに泣きそうになっていたえびてん。えびちゃんずーが無い今、地方といえどこうして最後のセレモニーを行ってくれる番組があってTVerで見られることがすごくありがたい。
4人からの手紙、それぞれの良さがあってジーンと来た。塚ちゃんはいつでもファンに寄り添ってくれる。五関くんは五関くんのペースを崩さず、いつも通りでいてくれるのに安心する。橋本くんの「A.B.C-Zは末っ子が守る」に涙。どんどん頼もしくなる姿がかっこいい。そして戸塚くん。紛う方なく、戸塚くんが一番の河合担。戸塚くんならではの気持ちと、涙がこぼれないように上を向いて言葉を振り絞る姿に、リミッターが外れたように涙が溢れた。そりゃ、郁人くんも泣いてしまうよねえ。改めて温かいグループだなと思ったし、A.B.C-Zの無垢で心優しい部分に救われた。

夜は郁人くんインスタライブ。舞台→ラジオ→インスタライブなんてハードすぎるスケジュールをこなしてる郁人くん、本当に尊敬する。22日から個人YouTubeが始まることが発表される。21日で世界が終わると思っていたけど、22日からは新しい世界が待っていると知る。

12/16 ラストファンサにときめいて、五反田の飲み屋でバカみたいに泣いて

もらってしまいました、ファンサ… 

もらえなくてもいいけど、やっぱり最後だからもらいたいと思っていたファンサ。何回か観劇して、ハート作るのならやってくれるかも…?と思い客席降りのタイミングで狙ってたら、運良くいただきました。ファンサもらった瞬間って、ときめきが弾け飛ぶよね… 多分やってもらった瞬間嬉しくて記憶が飛んで変な反応してしまったと思うので、最後くらいは可愛く喜びたかったという反省。どちらにせよ、思い出をありがとうという気持ち。

夜公演後、えび座を見た友達から緊急招集がかかり居酒屋へ。いろいろ話すうちに、感情が昂って「やっぱり辞めてほしくないよ〜」って号泣。隣のソロで飲んでたおじさん、本当にごめんなさい。でも、「こんな綺麗な最後の舞台を用意してもらって、お別れの機会があってよかったね」って言ってもらえて、明日ラスト観劇への気持ちがちょっと整う。ほんと、情緒不安定な時に話を聞いてもらえる友達がいることがありがたいです。



12/17 幸せを胸に現場納め

A.B.C-Z河合郁人を見届ける最後の日。昼公演は泣かないって決めてたのに案の定泣きました、塚ちゃんの挨拶が優しくて。昼公演は大学の友達が一緒に行ってくれて、夜公演までの時間いろんな話を聞いてくれた。一人は他グループのファンだけど、えび座を褒めてくれて見てよかったと言ってくれて嬉しかった。

そして夜公演。私がアイドル河合郁人を見届ける最後の日。最後に通路横の席が来て、幸せを噛み締める。ありがたいことに郁人くんとハイタッチができました。触れた瞬間、ありがとうの気持ちを込めたのが伝わっているといいなあ。
最後の日、正直泣き過ぎてちゃんと見られないような気がしていたのだけど、終始笑顔で見られた。贔屓目なしに、この日見た郁人くんのパフォーマンスがこれまでで一番だった。もちろん寂しさはあるけれど、歌って踊ることが楽しいって気持ちが溢れる、大好きな郁人くんの姿を目に焼き付けた。自分が信じて応援してきた姿のまま、お別れを告げられることって幸せなのかもしれない。燃え尽きたというか、エネルギーを出し切ったというか、5人のA.B.C-Zの現場納めとしては納得できるものだった。(結局最後にファンサと通路横で入れたから綺麗な思い出になってるのか?という気持ちもあるけれど、私の中で折り合いがつけられているからそれはそれで良しとしたい。)

そしてニューヨークのラジオを聴きながら帰宅。

www.youtube.com

ほんとに忙しい人だ郁人くん… 努力家なことは知っていたけど、改めてこれまでの努力、考え、そして今後やりたいことが聞けてよかった。思い返せば、最近誕生日の抱負、MCとか冠番組を持つって言い続けてたなあ。急に方向転換したような気がしていたけど、郁人くんのやりたいことはここ数年変わってないし、目指すべき場所が明確だった。

 

12/21 A.B.C-Zの形が変わる日

ほんとに12/21って来るんだなって思いながら出勤&残業。世の中のA.B.C-Zのファン、こんな日も社会を回していて偉い。夜公演のレポを見届けて静かに帝劇に想いを馳せた。
どんな最後になるかと思ってたけど、「行ってきます」「行ってらっしゃい」で温かい気持ちで送り出せたと聞いて嬉しかった。

温かいグループだ、本当に。ワイドショーも来てニュースにしてくれて、その様子がうかがい知れてありがたい。そしてすぐに円盤化の発表。最後の花道がとても手厚くて感謝。

24時を回った時、Xやファンクラブサイトの表記が変わった。それがああ現実なんだとしんみりしていたら、Xのアイコンが意味わからない落書きのようなものに変わった。「ボタンか……?」と気づいた瞬間に、この人たちの考えはいつも斜め上だなと思ったし、「ぼたんってワード結構気に入ってるんだな」と知って思わず笑った。シュンとした気持ちが一転、やっぱりA.B.C-Zって最高って気持ちになる。これまで予想だにしない面白いことばかりやってきた人たちの再スタート、これは楽しくなりそうだと希望が持てた。

 

 

A.B.C-Zそして5人への想い

A.B.C-Z

ずっと5人でいてほしかった。という思いは申し訳ないけれど、いつまでも消えないと思う。それくらいA.B.C-Zは5人でいることがベストだと思っていたし、5人だからこその幸せをたくさんもらった。一方で、5人の形が崩れる時にこんなに温かな終わりを演出できる考え方の方向性が好きで、私の信じたA.B.C-Zは芯がブレることはないんだと実感できたのも嬉しかった。

正直4人になったA.B.C-Zをどんな気持ちで見たらいいのかわからない。5人のA.B.C-Zがきっかけで仲良くなった友達や繋がった縁が無くなってしまうかもという寂しさもある。でも塚ちゃんが「気持ちの整理がついたらまた会いに来て」と言っていたので、とりあえずは自分の心に正直に応援していきたい。応援したい気持ちは変わらないので。

 

橋本くん

脱退発表されてから、一番心の支えになっていたのは橋本くんの覚悟でした。今回のえび座素晴らしかった。特にソロ曲、魂が込められていて全力で胸を打たれた。橋本くんがこんなに責任と自覚を持ってA.B.C-Zにいてくれるのなら大丈夫だと思えた。4人のコンサート誰のペンライトを灯そうか悩んでいるのだけど、赤にしてしまいそうなほどグッと来た。

 

塚田くん

ずっとファンのことを考えた言葉をかけてくれてありがとう。塚ちゃんの言葉に何度も救われた。自分だってお休みの期間があったりして苦しさもあっただろうに、それでも前を向いて優しさをくれて、本当に感謝してます。A.B.C-Z知名度を上げるために奮闘したふみつかの共闘、忘れない。いつかバラエティで共演してるところを見たい。

 

五関くん

最後の挨拶漫談好きでした。五関くんが笑いを入れてくれるから心が保たれた。えび座中、コンサートみたいに河五でふざけてる姿が嬉しくもあり寂しくもあり。fragranceで郁人くんをセンターにしてくれて最高の振りをつけてくれて、ファンがみたい郁人くんを一番分かってるのは五関くんなんだなあと思いながら最高のパフォーマンスを堪能しました。五関くんがなめこのペペロンチーノ作って感じた「形が変わっても食べてみたら案外おいしいかもしれない」気持ちを胸に、4人のA.B.C-Zを楽しみたい。

 

戸塚くん

もうさ~、あなたが一番の河合担です。戸塚くんがどんなファンよりも卒業を悲しんでもがいているから、こちらとしては救われる。A.B.C-Zにとって、ふみとつって絶対的で特別で。でもなかなか形に出さないところがふみとつの美学だと思っていたのだけど、今回のえび座は形として思いを届けようとする姿勢が伝わって泣きました。欲望のレインで向かい合うところ、オリジナルストーリーで背中合わせになるところ、頑張れ、友よで共に未来を指さすところ。全部が熱くて儚い大切な思い出。そして脱進という素敵な言葉もありがとう。だれよりも郁人くんの活躍と明るい未来を信じてくれている戸塚くんがいることが、本当に嬉しく誇りです。

 

河合くん

卒業まで駆け抜けた日々、お疲れ様でした。決断したこともそうだし、周りの環境の変化や、ファンの綺麗事だけじゃないいろんな思いをぶつけられた毎日は精神的にも大変だったんじゃないかと思います。正直私も強い言葉やネガティブな言葉を使ってしまったこともあるし、全然楽しんでない顔を見せてしまっていたと思う。それでもえび座に立った郁人くんは凛としていて、いつも通り、いやいつも以上の最高のパフォーマンスを見せてくれた。それがとても嬉しかった。アイドル河合郁人は、どんな事があってもステージで100点満点の姿を見せてくれる。応援を始めてから、郁人くんのパフォーマンスを見てガッカリしたことがない。舞台の演出が合わないとか、売上がついてこないとか、郁人くんに付随することにガッカリしたことはあるけど、郁人くん自身はいつも全力で、そのプロ意識が大好きで信頼しているから長く応援できていた。グループ卒業という大きな出来事があっても最後までその姿を崩さず、ステージに立ち続けてくれてありがとう。ステージ上の郁人くんは私にとって気高く輝く一等星でした。

千秋楽の挨拶で「いろんな約束をしたけど、叶えられなくてごめん」って言ってたのが印象的で。郁人くんは節目でいろんな言葉をくれる。それこそ去年のコンサートで15周年を迎えたい、東京ドームに立ちたいと言ってたこと、他にも叶えたいこといろいろ口に出してくれたことを覚えている。正直卒業発表されたとき、その約束は何だったの?って思った気持ちもある。でもきっと、その言葉を口にした時は本気でそう思っていて、でも時間や環境が変わったことで郁人くん自身が変わって。結果的に約束は果たされない形になってしまったかもしれないけど、私はそれを申し訳ないと思ってほしくない。寂しい気持ちはあるけど、決断したことを後悔して欲しくないし謝って欲しくない。郁人くんに幸せをたくさんもらったからこそ、今度は自分の幸せを追求してほしい。郁人くんの人生だから。

そして絶対に目標を叶えてほしい。こんな温かなエールを背負って巣立つんだから絶対大丈夫。それにこんなにファンを泣かせたんだから、その責任取ってくれないと困るよ!笑 少しわがままを言うなら、爆速で目標叶えてグループに戻ってきてもいいんだよ。(そんな気はサラサラ無いのかもしれないけど)歌って踊る姿も大好きだから、たまにはどこかで見せてね。

当分応援の仕方は模索すると思うけど、好きな気持ちは変わらないので、引き続きよろしくお願いします。

 

5人のA.B.C-Zを応援できて幸せでした。たとえ遠く離れても、夢集めてそれぞれのステージで輝いて。それがこれからの願いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脱退発表から今思っていること

河合郁人くんがA.B.C-Zを抜けるまであと3週間ほど。ABC座の開幕も目前となった。始まってしまったらあっという間に終わりが来てしまうと思うので、今の気持ちを残しておこうと思います。

 

脱退発表があってから、その時々の気持ちを残しておこう、こういう時にブログ書かなくていつ書くの!という気持ちはずーっとあった。でも日に日に考えも変わるし、まとめられる気もしないし、気持ちここにあらずな感じでうまくまとめられず…

発表された時、一番に思ったのは「なんで?」だった。その次に来たのが怒り。寂しい、悲しいというよりは受け入れられないし、意味がわからない気持ちが強かった。発表を見て心配してくれた友達とその日の夜に電話したときも、ずっと「わからない」と言っていたように思う。
そして(恥ずかしながら)同時に裏切られたような気持ちになった。私は、河合郁人という人間は歌って踊るアイドルが一番のアイデンティティーだと勝手に思い込んでいた。もしA.B.C-Zに何かあったとしても、最後まで残るのが彼だと思っていたし、アイドルを自らやめることがないだろうという安心感から応援していたところもある。そうじゃなかったんだということが、かなりショックだった。こんなことを思うのはあまりにもファンのエゴすぎて、厄介だなとは自覚している。本来の彼の考えなんてこれっぽちも知らないのに、10年以上応援してきたという大きすぎるエゴが勝手に期待して、勝手に裏切られたような気持ちになっているだけ。(でも、そういう人多いんじゃないかなあと思う。アイドル河合郁人のファンは。)

 

ざわざわした気持ちのまま見に行ったStarLight Tokyo2023。軽い気持ちで取ったフェスのチケットがこんな重いものになるなんて思ってなかった。見にいく前は自分がどういう気持ちになるのか分からず不安だった。 開演前にフォロワーさんとざわざわした気持ちを分かち合えて少し落ち着いたことを覚えてる。周りの席は8割がA.B.C-Zのファン。みんな何考えてるのかな〜って、勝手に泣きそうだった。
Za ABCのイントロがかかり、A.B.C-Z5人が現れた瞬間感極まって声が出なかった。(3年ぶりの声出し現場だっていうのに。)
SLTのA.B.C-Zはあまりにも最高だった。他のグループのファンも巻き込んで会場を一体に包むパフォーマンス。誇らしかった。郁人くんはいつものように全力で楽しい!が溢れているパフォーマンスで、それが嬉しくて辛かった。こんなにキラキラしてるのにステージを降りてしまうのか。コンサート形式での姿を見るのは最後になるのかな。いろんなことを考えながら夢中でペンライトを振っていたら、A.B.C-Zは風のように去っていった。ラストの曲FORTUNEで未練なさげに消えた郁人くん。どんなコンサートでもサクッと郁人くんはハケていくけど、ああ今日もそうなんだ、いつもどうりだななんて、知ってる郁人くんの姿に少しだけ安心した。(FORTUNE、あんなにテンション上がる曲なのに、GWZのコンサートの最後の曲のイメージもあって終わりの印象が強すぎる。)歌って踊るA.B.C-Zが好き、河合郁人が好きなことをこれでもかと実感して、現実を受け入れられない気持ちでふわふわしていたら、たまたま別のグループの友達が会場にいて、帰り道思いの丈をぶちまけながら歩いた。一人だったら多分泣いていた。

 

ちょっと落ち着くと、ぼんやり郁人くんに思いを巡らせられるようになった。今回の選択、少しわかるかもと。芸能人の選択の規模とは訳が違うのは承知の上だけど、私が転職した気持ちと似てるのかもしれない。私は今年転職した。いろいろ理由はあったけど、一番大きな理由は自分で決めた道を歩きたかったからだ。転職に際していろんな人からいろんな言葉をもらったけど、結局決めるのは自分だし、責任を取るもの自分。進む道が正解かわからないけど、気持ちが赴く方に進んでみようと決断したことを思い出し、郁人くんの気持ちに寄り添えるようになった。もちろん寂しいし、なんで、もったいないって思うけど、それは他人の勝手な思いに過ぎない。芸能人であるが故にいろんな人の思いを背負ってしまっているけど、郁人くんはまず一人の人間であって、その人が行きたい道にあれこれ文句を言ってはいけないな、とも思う。
なんて綺麗事を言っても内心とっても悲しいのだけれど…

 

そして時が経つとA.B.C-Z5人の思いを聞く機会が増えた。年末から話し合っていたことはさすがに予想外すぎて驚いた。戸塚くんが初めに応援すると言ったのはなるほどな、と思ったし、塚ちゃんが反対してくれて良かったとも思った。A.B.C-Zの中では整理がついているからか、あまりにも未練もなくあっけらかんと話すものだから、ファンとの温度差に困惑してしまう。けどこの湿っぽくない温かさのあるA.B.C-Zが大好きで、だからこそこんなにも応援できてるのかもしれない。正直郁人くんが抜けた4人のA.B.C-Zをどこまで熱量を持って応援できるか、今はまだわからない。でも解散ではなく4人で続けることを選択した彼らをずっとサポートしていきたい。そしてここにきて橋本くんがとても頼もしくアイドルをしていて。A.B.C-Zを守るんだという姿に救われている。

A.B.C-Zでアイドルをしている河合郁人が好き。それが一番だけど、かと言ってその看板を下ろした河合郁人を嫌いになるかと言われると、結局好きなんだと思う。絶対に嫌いにはなれない。どういう気持ちで応援するかはまだわからないけど、ずっと見続けていきたい。正直今は事務所をめぐる環境が悪すぎるし、先輩後輩の話を武器にバラエティで戦ってきたからこれから目指す道のりは険しいと思う。けど、それでもなんだかんだ言って踏ん張って糧にできるのが郁人くんだと信じている。から、とりあえず河合担は継続します。

 

最後のEP、5 STARS。A.B.C-Zという小説があるのなら、ここが第一章の終わり。あまりにも集大成を感じてしまい燃え尽きそう。同時にA.B.C-Zもファンも悔いなく終われるように素敵な花道となる作品を残してくれたことがありがたい。
JODEKI!のMVが解禁された時、ラスサビが郁人くんセンターなことに終わりを感じて、急にやめるんだなという実感が沸いた。そしてグッときたのはオリジナルストーリー。「不器用な鮮やかなオリジナルストーリー」なんてまんまA.B.C-Zじゃん、って涙腺ゆるゆるになる。不器用ながらも道なき道を開拓して知らない景色を見せてくれるA.B.C-Zが好きだ。

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ABC座行きます。私的ラストは17日の夜。転職した関係で平日は間に合わず…最後見届けたい気持ちはあるけど、泣き言いってもしょうがないので行ける分を目に焼き付ける。とにかく後悔しないように、残された期間5人のA.B.C-Zのサポーターズとして応援に徹します。

 

 

 

初心者も玄人も楽しい世界観 / 新作歌舞伎「刀剣乱舞」

 

新作歌舞伎「刀剣乱舞」、観劇しました。

 

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発表されてからずっと楽しみしていた「とうかぶ」。歌舞伎も刀剣乱舞もどちらも好きだったので、ついに刀剣乱舞が歌舞伎に…!という驚きとワクワクが募ってました。そして私の歌舞伎界の推し、中村莟玉さんがご出演ということで俄然楽しみに。
私はこれまで歌舞伎を10作品ほど見ている。叔母が歌舞伎が好きで、古典、新作問わず連れて行ってもらっているのです。ただファンと言えるほど、歌舞伎に詳しいかと言われるとそうではないかな…という知識度です。歌舞伎独特の華やかさや味、そしてお祭りにきているかのような自由な観劇体験ができるから歌舞伎は好き。
ということで、今回は叔母を誘って観劇。いつもは教えてもらってばかりの叔母に、刀剣乱舞とはを説明しているのが新鮮でだった。


感想


シンプルに楽しかった!歌舞伎の歴史と新しさの良いとこ取り。歴史ものを多く扱う歌舞伎と刀剣乱舞の世界観が合致している。良い意味で違和感なく入り込めた。今回は足利義輝の話だったけど、他のメディアミックスと同じように、いろんな歴史上の人物で作品化できる可能性があるから、これはシリーズ化を期待してしまう。

歌舞伎ならではの「ツケ」や「見え」そして舞もある一方で、映像を使った演出や現代的なBGMもあり、ずっと楽しい。イヤホンガイドを借りていたのもあるけれど、無くても大意が理解できる台詞回しや演出になっていて歌舞伎初心者に優しいつくり。そしてメタ発言での笑いどころがあったりと盛りだくさん。見所は多いし、ストーリーもわかりやすい。歌舞伎好きも刀剣乱舞好きもどちらにも配慮された作品でした。私も叔母も大満足。

 

今回は三日月宗近足利義輝の話。と、言うと連想してしまうのは刀ステの悲伝だけど、また違うアプローチ。
印象に残ったのは尾上松也さん演じる「未熟な三日月宗近」。他のメディアミックスだと三日月っていつも冷静でどっしり構え、歴史を守ることの意味を正しく理解しているイメージ。一方で今回の三日月は元の主である義輝に感情移入してしまい、主に諭されるシーンもあり、わりと人間味のある未熟さが目立つ。三日月ってこんな描き方もあるんだ、と新鮮だった。
そして刀剣乱舞ではあまりない恋愛の要素。紅梅姫が三日月に想いを寄せて、気持ちを伝えるシーンは、女形が確立されている歌舞伎ならでは。

そしてなんといってもカーテンコール撮影OK!太っ腹すぎー!!SNSで流れてくるのを見てとっても楽しみにしてました。刀剣男士も敵も味方もとにかくニコニコ楽しそうで幸せ。そして観客も思い思いに声を出しているも、なんだか感動してしまう。推しを追ってると、違うところで歓声が上がったりしてもう目が足りない!!ってうれしい悲鳴。興奮してほぼほぼ写真がブレていたのですが、かろうじて撮った私の推しをみてくれ。

 

 

三日月宗近 / 尾上松也

先述の通り、未熟な三日月宗近のお芝居が印象に残ってます。一方でセンターに立ったときの凛とした立ち姿は座長の貫禄があって見入ってしまう。
カーテンコールはとにかくお茶目!時間遡行軍を斬ったり、幕が降りる瞬間に投げキスしてくれたり、エンターテイナー。
叔母が「松也はいい着眼点だった。これからは音羽屋に注目しようかな。」と言っていた。歌舞伎初心者にとっても玄人にとっても満足できる作品を生み出せるのはすごい。

 

小狐丸・足利義輝 / 尾上右近

正直小狐丸もっと見たかった… 正直この二役は別でも良かったのでは、という思いはあるのだけど、圧倒時に足利義輝が良かった!! 民を思う思慮深い姿と時間遡行軍に落ちた激昂した姿のギャップに惚れ惚れ。そして永禄の変の殺陣! 急な坂のようなセットを上下して、かつ刀を持ち替えながら敵を薙ぎ倒していく姿がかっこよすぎた。体力と気力の圧に圧倒された。そして三日月宗近との死闘も、雄々しいんだけど神々しくて幻想的なライティングがとてもきれい。右近さんの義輝がこの作品を支えていた。

 

同田貫正国・松永久直 / 中村鷹之資

キャストを見た時に、なぜこのメンバーに同田貫?と思ったけど、のんびり平安刀の中でぴりりと戦いのムードを出すのがお上手でした。猛々しいかっこよさの担い手。
そして松永久直に涙、涙でした… 松永弾正に謀反を進言する場面の危機迫る表情にグッときた。表情だけ久永の葛藤と覚悟が伝わってきた。

髭切・紅梅姫/ 中村莟玉

私の推し!本命!
まずは髭切。ふわふわ愛らしい、だけどやるときはやるギャップが素敵。妖を源氏兄弟で倒すシーンが大好き。まさに適材適所。ゲーム内のセリフである弟の名前忘れちゃったシーンも再現してくれてファンにはたまらない。
そして紅梅姫。とにかくかわいい!! 三日月宗近に思いを伝える健気な姿にきゅん。二役演じることによって、着替えや男女の仕草の切り替えって大変だと思うけど、それを物ともしないプロらしさにますます応援したくなりました。

膝丸 / 上村吉太朗

スーパーかわいい弟。兄者に名前忘れられるシーンの寂しげな背中がとっても愛おしい。源氏兄弟の殺陣のシーンのキレキレ具合がとてもかっこよかった。今、20代前半の若さと、そうとは思えない堂々とした立ち振る舞いに今後がとても楽しみ。

小烏丸 / 河合雪之丞

夜曲〜ノクターン〜ぶりの河合さん!妖しさ、色っぽさ、神々しさがまさに小烏丸。舞のシーンの流し目が素敵すぎました… 

 

 

最後に

すごく楽しかった!私のような歌舞伎素人も、叔母のような玄人も楽しめる素敵な演目。シリーズ化してこれからも続いてほしいなあ、と思うのでした。

 

 

 

 

 

誰もがエンターテイナーでNobody's Perfect / SHOW BOY 感想

SHOW BOY、観劇しました。

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SHOW BOYは私にとって大好きなんだけど何かと困難が立ちはだかる演目。初演はすんなり見れたけど、21年の再演は地方からの遠征で新幹線が大雨で運転中止になり、今年もチケットを取った日が公演中止となり… 今年も一瞬諦めかけたものの、ご縁があってチケットをお譲りいただき観劇できたのでした。

 

感想

隙の無い完璧なミュージカル。音楽が好きとか、ストーリーが好きとかそういう作品はあるけれど、SHOW BOYは全部が好き。そして万人におすすめできる。こういう作品を傑作と言うんだと思う。



初演との違い

▼初演の感想はこちら

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初演は当て書きされたふぉ〜ゆ〜の物語と見ていたように思う。今回もふぉ〜ゆ〜だからこそできる作品という印象は変わらない。だけど、4人のエンターテイナーとしての実力や深みが増していて、ふぉ〜ゆ〜という意味づけがなくても舞台が成立していた。

 

一番刺さったシーンは「Nobody's Perfect」。大好きなナンバーなのでまた聞きたくて待ち侘びてた!その中の歌詞「Nobody's Perfect 完璧な人なんていないんだから」がね〜、本当に今の私を励ましてくれた。実は転職したばかりで、なんかうまくできない自分とかやるせなさに落ち込んでいて。そんな時に背中を押してくれたようで自然に涙が出てきてしまいました。
そして「みんなちょっとずつ不器用で鈍臭いんだってことが今ならわかる」という歌詞も好き。みんな悩み苦しみ、でもそれを受け入れ赦しながら前に進んでいる。しょこたんの支配人、キラキラしながらも人間味があってすごく好きでした。

あと深呼吸をして手を叩いてリセットの仕草もグッときたなあ。支配人と裏方の強さの現れのよう。私もいっぱいいっぱいになったらこの動作をやってリセットしようと、うまく生きていく術を教えてもらえた。

キャスト

裏方 / 福田悠太

福ちゃんがストーリーの根幹を支えてくれる安心感。最初に裏方の話を見ている分、各セクションで裏方が出てくると伏線回収がされていくのが気持ち良すぎる。マジシャンや主演ダンサーを無自覚にたぶらかしている天性の人たらしさが沼すぎる。
気持ちよさそうに踊る福ちゃんを見るの楽しすぎるね〜。体の可動域の広さとか雄々しさとか、これが見たかったんだ〜!ってシーンが詰め込まれていてありがとうの気持ち。

 

見習い / 辰巳雄大

歳を重ねているのに、かわいらしさが増してました。今回のキュート担当。不器用で少し自己肯定感が低いだけで、とっても良い子なんですこの子…!って感情移入してしまう。そんな彼が自信をつけていくのが王道主人公感あって好き。今回、生でマジックにチャレンジしているのに驚いた。まだまだ進化していくのか、辰巳くん。

 

ギャンブラー / 越岡裕貴

ちょっとセクシーさ増しすぎじゃないですか〜!? 初演よりも色気が出ていてとてもよかった。私が見た回は少女が森田みなもちゃんだったのですが、みなもちゃんの気の強さにタジタジしながらも絆されるギャンブラーが、新たな解釈一致で好き。最後のショーでだれよりもはっちゃけてるギャンブラーを見るのが愛おしい。文脈どうなってるのって思うけど、そんなのどうでも良いなと思ってしまうあの笑顔。

 

マフィア / 松崎雄介

相変わらずサイコーッ!!SHOWBOYはマツのマフィアがいないと成り立たないと再認識。下手したら駄々滑りのキャラなのに、ストーリーの中で成立させて愛される演技はさすが。マツのヤルシカナイネに人生を支えられている身としては、このセリフが出るたびに泣きたくなってしまう。本当にいい役だな。支配人アテレコシーンってアドリブなのかな?客席にアピールしてる表情が本当に生き生きしていて元気が出た。

 

支配人 / 中川翔子

はじめましてのしょこたん!現実を生きる等身大の支配人、という印象。ご本人もすごく頑張っているのがTwitterで伝わるんだけど、それが支配人のお芝居にも現れていた。大役を任され、不安もあるけど泥臭く真っ直ぐに弱きになる自分を鼓舞しながらひたむきに頑張る支配人に勇気をもらいました。今作で一番グッときたキャラクター!

 

 

他のキャストのみなさんもみんな芸達者で安心して観劇できた。アンサンブルさんも含めてパフォーマンスが満点だから、変な不安がなくストーリーに全集中できるのが本当にありがたい。観客として一番幸せなことだと思う。

 

最後に

ほんとに観に行って良かったー!生きていく上で指針となるような、心の拠り所となるような作品。ふぉ〜ゆ〜流の人生応援歌。
劇中歌の中で「30代のアイドル」という歌詞があるけれど、40、50そして80代くらいになっても演じ続けてほしいなあ、と願わずにはいられない。まずは地方公演行ってらっしゃい。そしてまた観劇できますように!