さぐぱん1st Live 感想

さぐぱん 1st Liveに行ってきました。

 

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さぐぱん、というか牧島くんがどんどん気になっている。最初は刀ミュの大倶利伽羅を見てお芝居も歌も上手いなあと好きになり、ソロ曲がボカロぽくてかっこよくて好みで、そこから友達にエーステを布教され、そこからズブズブと沼にハマってしまった。アルバム「さぐわん」の収録曲もヘビロテするくらいに好きで、「一度生で歌を聞いてみたい!」「役じゃない牧島くんのステージを見てみたい」という思いが抑えきれず… 無事にチケットを手に入れて行ってきたのでした。

 

一人参戦かつ新規オタクなので、現場の雰囲気がわからず不安もあり… だけど、みんなお行儀良くて治安の良い現場で居心地良かったです。ジャニーズとはまた違うオタクがいて、勝手に異文化交流のようで楽しかった。

 

ライブ、本当に素敵でした。シンプルに歌が上手い。バンドに負けないくらいの声量。感情が乗ってるけど、ブレない力強い歌声が心地よくて圧倒された。気怠げな雰囲気の中に滲み出るワクワク感。時折噛みしめめるように笑みがこぼれるのが、とてもかわいい。
選曲が刺さる。オリジナル曲ももちろん好きだけど、カバー曲のセンスが良すぎませんか!?個人的にボカロの「からくりピエロ」が大好きなので、イントロを聞いた瞬間震えました。ここは平成か!?と混乱してしまうほど、刺さる。普段年上を好きになることが多いので、同年代なんだなあ、生きてきた時代が一緒なんだなあ、と感じる感覚が面白かった。「ひとりぼっちじゃない」「正体」始めて聞いた曲だけど大好きになりました。ヘビロテしてます。アンコールの曲は「flower」。「住む世界の違うあなたを好きになってしまった」で終わるコンサート。オタクの気持ち代弁してるような、小説を読み切ったみたいに美しくて切ない終わり方でした。

 

自分の魅せ方が上手いし、わかってますね。ブランディング上手。切なくて、退廃的で、妖しい世界観が、本人にも声質にも合っている。牧島くん、不思議な魅力がある人。無邪気さとかっこよさと色気と面白さと真面目さのバランスが絶妙。自分の世界観を確立してて、才能とセンスが溢れているカリスマ的存在でもあり、でもスキがあって人間味もある。応援したくなる。牧島くんの色気はどこから来てるんですかね。同年代と比べても独特。

 

曲中の雰囲気とは一転、トークはゆるゆる。「カフェインとりすぎてテンションおかしい」って笑うのがかわいい。客席は声を出せないので、トークがうまくつながらず会場がシーンとなるところがあるんだけど、「こういうシーンとした空気嫌いじゃない」ってニヤニヤしてて、「この人…変なんだな…」って思いました。かわいいねえ、って見守りムードになる客席も込みで面白かった。

 

これからライブもやってほしいし、ミュージカルもどんどん出て欲しい。個人的に加藤和樹のような路線が似合うなあと思ってます。報われない色気のある役。

(あとは刀ミュ伊達双騎のチケットがご用意されれば、何も文句は言いません…)

 

弾丸の東京遠征だったけど、大満足でした。もっと応援したくなりました。